収入ゼロでスタートしない!会社員のうちにやるべきフリーランス準備

収入ゼロで始めない!会社員のうちにできるフリーランス準備

会社を辞めてフリーランスとして独立する──。
自由でワクワクする働き方に見えますが、実は「収入ゼロからのスタート」は想像以上に厳しいものです。

この記事では、私自身が会社員をしながら進めてきた「フリーランス準備」をすべてまとめました。

準備しても、まだまだ不安は募るばかりですが…

リアルな体験をベースに、「会社を辞める前の今だからこそ、準備しておくべき!」と思うことを具体的にお伝えします。


このブログ SKIP FREE LAB は、 “働き方の可能性”を自分なりに探っていく、小さな実験室です。

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目次

収入ゼロでの独立はリスクが高すぎる理由

リスクを見上げるもえみそ

生活の不安定さは想像以上

毎月決まった日に給与が振り込まれる――
会社員にとっては当たり前のこの仕組みが、フリーランスになると一気になくなります。


収入は自分でつかみにいかない限り“ゼロのまま”。
予定していた仕事が急にキャンセルになったり、入金が遅れたりといったことも珍しくありません。


毎月の家賃や光熱費、スマホ代、食費など、出ていくお金は変わらないのに、入ってくるお金は不安定。

「今月、ちゃんと支払いできるかな…」というプレッシャーは、想像してだけで、大きなストレスになりそうです。

収入面だけでなく、精神的な安定感も大きく揺らぐことがあるからこそ、できる限り“収入ゼロ状態”を避ける準備が重要です!

焦って営業しても仕事は取れない

会社を辞めた直後、焦りから「とにかく仕事を取らなきゃ!」と営業をかけても、思うように結果が出ないこともしっかりと想定しておく必要があります。

特に実績やポートフォリオが少ないうちは、
「お願いしたい!」と思ってもらえるだけの材料が足りません。

焦って提案を送ったり、クラウドソーシングで低単価案件を大量に応募しても、時間ばかり消耗して、気持ちもどんどん落ち込んでいきます。

《もえみそ》

どうして誰も振り向いてくれないんだろう…

と悩み、さらに焦りが加速して、悪循環に陥ることも。

本来なら、冷静に準備して信頼を積み重ねながら進めていくべき営業活動が、「食べていくための必死の行動」に変わってしまうと、うまくいくものもうまくいかなくなります。

だからこそ、「仕事を取りに行く」前に、「選ばれる準備」をしっかり整えておくことが大切だと感じています。

心が折れてしまう人も多い

理想を描いてフリーランスになったのに、思うように仕事が取れなかったり、収入が不安定な状態が続くと、

「やっぱり無理だったのかも…」と気持ちが折れてしまう人も少なくありません。

SNSやYouTubeでは「フリーランス最高!」「自由で楽しい!」という声が多く見えるけれど、
その裏側には、孤独・不安・責任の重さと日々向き合っているリアルな姿があります。

中には、数ヶ月で会社員に戻ったり、副業に切り替えたりする人もいて、それが「失敗」と感じてしまうことでさらに自信をなくしてしまうケースも。

私自身も、情報収集をするなかでそういった体験談をたくさん目にしました。

だからこそ、「勢いで辞める」のではなく、辞めたあとも心が折れにくい土台を準備しておくことが、今後を左右するのだと思います。


会社員のうちにやるべきフリーランス準備7選

①信頼貯金を積む(今の仕事をちゃんとやる)

フリーランスとしてスタートダッシュを切るためには、今の会社との関係性も、実はとても重要です。

日々の業務を丁寧にこなし、社内で信頼を積み重ねておくことで、退職後に「またお願いできるかな?」と声をかけてもらえることもあります。

その信頼の蓄積こそが、どんな営業トークよりも強い武器になります。特にフリーランスになりたての頃、今の会社からお仕事をいただけるというのは、新しい挑戦を支える“セーフティネット”のようなもの。

お仕事をいただけると、気持ちがかなり楽になりますし、本当にありがたいですよ!


 ②副業で小さく始めてみる

副業が禁止されている会社であっても、実はできる範囲で実績を作る方法はいくつかあります。

たとえば、匿名でブログを始めてみる、友人や知人の相談に乗る形で軽く制作を手伝ってみる、
あるいは「ポートフォリオ用」として架空の案件を想定し、自分なりに形にしてみるのも立派な実績です。

実際に私も、副業としての収入はゼロに近くても、
「実際に手を動かして、やってみたことがある」という経験があるだけで、あとから自信につながるし、人に話すときの説得力もまったく違ってくると感じました。

大切なのは、稼げたかどうかよりも、一歩踏み出して実行したかどうか

小さな実績でも、それはしっかりと“土台”になります。


 ③自分のスキルや実績を整理する

意外と見落としがちですが、「自分には何ができるのか」を言語化しておくことは、フリーランス準備においてとても大切です。

いざ仕事を受けようと思ったとき、「どんなことができますか?」「過去にどんな案件をやってきましたか?」と聞かれて、スムーズに答えられる人は案外少ないもの。

頭の中でぼんやり分かっているつもりでも、いざ言葉にしようとすると詰まってしまう…なんてこともあります。

だからこそ、スキルシートや実績リストを一度まとめておくことをおすすめします。

自分の経験を整理することで、営業時に「こんな仕事もできますよ」と具体的に提示できますし、
何より自分自身が「あ、自分ってけっこうできるかも…」と気づくきっかけにもなります。


 ④SNS・ポートフォリオ・名刺など外向きの準備

退職後すぐに営業を始める予定がなくても、“外向けの顔づくり”は早めに準備しておくのがおすすめです。

ポートフォリオやSNSアカウント、名刺などのツールは、あるだけで信頼感がぐっと高まります。
たとえば、「この人、ちゃんと仕事として取り組んでるんだな」と伝わるだけで、相手の反応はまったく違ってきます。

特に退職前に準備しておけば、いざ独立したときに慌てて作る必要もなく、スムーズに行動に移せます。
SNSやブログのアカウント名、プロフィール文、肩書きの表現なども、自分なりの方向性を考えておくだけで発信に自信が持てるようになります。

はじめは何者でもなくても、名乗ることで少しずつ自分の輪郭が見えてくるような感覚がありました。


 ⑤お金の知識を身につけておく(確定申告・開業届など)

フリーランスになると、経理や税金に関する手続きもすべて自分で行う必要があります。

確定申告、開業届、帳簿づけ、経費の管理、場合によってはインボイス制度の対応など……。
知らないまま突入すると「えっ…何からやればいいの…?」と、一気にパニックになる可能性も。

もちろん、最初から完璧に理解している必要はありません。でも、ざっくりとでも「どんな手続きがあるのか」「いつ・何をすればいいのか」を知っておくだけで、あとが本当にラクになります。

私もYouTubeや本をいくつかチェックして、「なんとなくイメージが持てた状態」でスタートできたことは大きかったです。

“知らない”ことへの不安を少しでも減らしておく。
それだけでも、かなり気持ちが落ち着きました。


 ⑥住民税の請求が思ってたよりヤバい

正直、私が今いちばんビビっているのがこの「住民税問題」です。

フリーランスになると、前年の所得をもとに住民税が計算されて請求が来ます。
つまり、会社を辞めて収入がなくなった直後でも、「会社員時代の年収ベース」で数十万円の納付が必要になるのです。

しかも、退職後は給料天引きではなくなり、納付書が自宅に届いて自分で払うスタイルに。

私は今のうちから、

  • いくらくらい来そうかを試算して
  • その金額を先に確保しておく
  • 毎月の支出を見直す

といった準備を進めています。
「住民税ショック」は本当に見落としがちなので、今のうちに対策しておくのがおすすめです。


 ⑦生活コストを見直しておく

フリーランスになると、毎月の固定費の重さをこれまで以上に実感するようになります。

家賃、通信費、保険料、サブスクなど、「会社員のときはまあ大丈夫だろう」と思っていた支出が、
安定収入がなくなった途端にプレッシャーに変わります。

特にフリーランス初期は、収入が読めなかったり、想定よりも入金が遅れたりすることもあるので、
「固定で出ていくお金」を少しでも減らしておくことが、心の安定にもつながります。

私もこのタイミングで、使っていないサブスクを整理したり、保険や通信プランを見直しました。

いきなり生活を切り詰めるのはしんどいけれど、自分にとって本当に必要なものを見直す良い機会にもなっています。


実例紹介|会社から業務委託をもらえた理由と進め方

一緒に仕事頑張ろう!

信頼の積み重ねがカギだった

フリーランスとしてのスタートを切るにあたり、今の会社から仕事を継続してもらえたのは、
「会社員時代にきちんと信頼を積んできたこと」が大きかったと感じています。

ルールを守る・納期を守る・丁寧にやる。
当たり前のことを当たり前に続けることが、結果的に“またお願いしたい”という声につながったのだと思います。


 業務の引き継ぎ先がないのがチャンスかも

この案件は、会社から依頼されたわけではなく、自分から提案したことで継続につながりました。

退職準備の一環として、担当している業務を棚卸ししていたときに、どうしても引き継ぎが難しい業務がいくつか見つかりました。

そこで、「この作業、私が退職後に外注として引き続き担当する形でも対応できます」と上司に相談しました。

結果として、業務委託という形で仕事を継続でき、フリーランスとしての初期収入のベースになっています。

自分から動いてみたことで、ちゃんと道が開けた気がしています。
「やってみよう」と思えたあのタイミングを、今でも正解だったと思っています。


 業務委託契約って実際どうやるの?

私の場合は、会社側が業務委託契約書を作成してくれて、それに署名する形で契約を結びました。
内容としては、業務の範囲・納品の形式・スケジュール・報酬などを、事前にしっかりすり合わせてから進めました。

契約書って聞くとちょっと堅くて身構えてしまいそうですが、“言った・言わない”のトラブルを防ぐためにも、ちゃんと形にしておくことが大事だと感じています。

正直、初めての契約は少し緊張しました。
でも、これまでのやり取りの中で会社と信頼関係が築けていたこともあり、
やり取りはスムーズで、

《もえみそ》

ちゃんと準備してきてよかった〜

と安心できました。


まとめ|在職中の準備がフリーランス生活の土台になる!

フリーランスになるという決断は、ワクワクする反面、不安も大きなチャレンジです。
でも、会社員のうちにどれだけ準備できるかで、独立後のスタートダッシュがまったく違ってきます。

信頼、実績、収入の“種”を育てておくことで、収入ゼロでのスタートを避けられるだけでなく、気持ちにも余裕を持って動けます。

私自身、まだまだ準備途中の身ですが、だからこそ今のリアルな気づきが誰かの役に立てば嬉しいです。
一緒に、“ちょっと自由な働き方”を目指して進んでいきましょう!


《もえみそ》

この記事が、誰かにとってのヒントになればうれしいです🌱

他のスリーランス準備の記事も、少しずつ更新していきます!

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この記事を書いた人

SKIP FREE LABの研究員《もえみそ》です。
会社員として働きながら、フリーランスを目指してブログをこっそり運営中。今より「ちょっと自由に生きたい」会社員に向けて、働き方のヒントを研究しています!

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