確定申告が初めての人へ。副業・フリーランスに「青色申告」をおすすめする理由

青色確定申告はじめてみよう!副業・フリーランスに向けた確定申告の基本ガイド【SKIP FREE LAB】

確定申告って聞くと、なんだか難しそう。
私も最初は、YouTubeで情報を集めたり、
フリーランスの知り合いに話を聞いたりして、
「ふむふむ、なるほど」って頭ではわかっているつもりでした。

でも、情報を集めたり、話を聞いたりしてもなお、
まだ会社員の私は、どこか「自分にはまだ先の話」みたいに感じてしまって、
なかなか現実味を持てずにいました。

だから、不安やもやもやも、心のどこかにずっと残ったままでした。

この記事では、確定申告ってそもそも何?という基本から、
副業やフリーランスでも「青色申告」を選ぶとどんなメリットがあるのか。

さらに、スムーズにスタートするための「開業届」の話まで、
初心者目線で、わかりやすくまとめました。

《もえみそ》

難しそう!面倒くさそう!

と感じているあなたへ。
一緒に、すこしずつ現実味を持たせていきましょう!


副業やフリーランスを目指すなら、確定申告の基本だけでなく、
会社員のうちからできる準備も押さえておきたいところです。

👉収入ゼロでスタートしない!会社員のうちにやるべきフリーランス準備
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目次

そもそも確定申告ってなに?

確定申告とは何かについて考えているもえみそ

副業やフリーランスとして収入を得たら、
自分で税金を申告して納める」必要があります。
これが確定申告です。

会社員のときは、年末調整で会社がまとめてくれていたので、
自分で手続きをする機会がなかった人も多いはず。

でも、独立したり、副業で一定額以上の収入があると、
「自分でやってくださいね」という世界に変わります。


確定申告が必要になる人とは

  • 副業収入が20万円を超えた人(会社員の場合)
  • フリーランス・個人事業主として所得がある人

所得というのは「売上から必要経費を引いたもの」。
売上そのものではなく、ちゃんと差し引いた金額で考えます。


確定申告の基本的な流れ

  1. 1年間(1月1日~12月31日)の収支をまとめる
  2. 必要経費を計算する
  3. 所得税額を計算する
  4. 申告書を作成し、税務署に提出する

思ったよりシンプルですよね。
でも、このあと紹介する「白色申告」と「青色申告」で、手続きに違いが出てきます。


確定申告には「白色申告」と「青色申告」がある

白色申告と青色申告を比較しているもえみそ

確定申告には、2つの方法があります。
それが「白色申告」と「青色申告」です。


白色申告とは?特徴とメリット・デメリット

白色申告は、特別な手続きなしですぐできるシンプルな申告方法です。

  • 【メリット】帳簿が簡単、手間が少ない
  • 【デメリット】税金控除の特典がない

手軽ではあるけれど、控除が受けられない分、
結果的に損をしてしまうこともあります。


青色申告とは?特徴とメリット・デメリット

青色申告は、事前に「青色申告承認申請書」を出しておくことで使える制度です。

  • 【メリット】最大65万円の控除が受けられる、赤字を3年間繰り越せる
  • 【デメリット】帳簿付けがやや本格的

今はクラウド会計ソフトも普及しているので、
そこまで大変ではなくなっています!


副業やフリーランスでも青色申告できる?

副業会社員とフリーランススタイルのもえみそが並んでいる様子

「本業じゃないけど、副業だけでも青色申告できるの?」
そんな不安、ありますよね。

結論から言うと——
副業でも、フリーランスでも、青色申告できます!


青色申告をするために必要な条件

  • 税務署に「開業届」と「青色申告承認申請書」を出していること
  • 正しい帳簿をつけること

副業でも、売上がそこまで大きくなくても、開業届を出していれば、青色申告は可能です。


副業収入でも青色申告できるのか?

副業であっても、所得(売上-経費)がプラスならOK

会社にバレる?と不安な場合も、
開業届や青色申告そのものが直接バレる原因にはなりません。

(※ただし、住民税の納付方法には少し注意が必要です!)


青色申告をおすすめする理由

青色申告をアピールするもえみそ

では、なぜ私たち初心者にも「青色申告」がオススメなのか?
具体的なメリットを見ていきましょう!


最大65万円の控除が受けられる

青色申告を選ぶと、最大65万円の所得控除が受けられます。
これだけで、所得税・住民税が大きく軽減されます。


赤字を3年間繰り越せる

もし赤字になってしまった年があっても、
青色申告ならその赤字を最長3年間、翌年以降の黒字と相殺することができます。

例えば——

  • 1年目:赤字30万円
  • 2年目:利益50万円

なら、2年目は
50万円−30万円=20万円だけ課税対象になる仕組みです!


【図解】赤字の繰り越しイメージ

年度損益赤字の扱い
1年目(例:2025年)▲30万円(赤字)翌年以降に30万円繰り越し
2年目(2026年)+50万円(利益)50万−30万=20万円課税対象
3年目(2027年)(さらに利益)(通常通り申告)

なぜ「繰り越し」ができるの?

確定申告は毎年あります。
でも、赤字が出た年は、翌年以降の利益と相殺できる仕組みが用意されています。

イメージとしては、
赤字になったら「未来に使えるポイントカード」をもらえる感じ。

この「ポイントカード」は——

  • 最長3年間使える
  • 利益が出たときに課税対象を減らしてくれる

という、スタート時期を支える大きな武器です◎


帳簿付けに慣れると収支管理もラクになる

最初は慣れない帳簿付けも、
「事業をやっている」という実感につながります。

お金の流れを見える化できると、改善点も自然と見えてきますよ!


青色申告をするなら「開業届」も出しておこう

開業届を掲げているもえみそ

青色申告をするには、まず「開業届」の提出が必要です。


開業届を出すメリット

  • 事業として正式に認められる
  • 屋号を持つことができる
  • 口座開設やカード作成に役立つことも

副業だから……と遠慮せず、
未来の自分に向けて、堂々と開業届を出してみましょう!


開業届の出し方・タイミング

  • 最寄りの税務署に書類を提出(郵送でもOK)
  • 開業した日から1ヶ月以内が目安(多少遅れても受理されます!)

思い立ったら、できるだけ早めに行動するのがおすすめです。


【重要】開業初年度の青色申告は「2か月以内」に申請!

開業届を出したら、
2か月以内に「青色申告承認申請書」も提出する必要があります。

これを過ぎてしまうと、その年は青色申告ができず、白色申告扱いになってしまいます。

さらに、開業日が1月1日〜3月15日までの人は、
通常の「2か月以内」ではなく、その年の3月15日までが提出期限になります!


✅ 提出期限まとめ

開業日青色申告承認申請書の提出期限
1月1日〜3月15日その年の3月15日まで
3月16日以降開業から2か月以内

ちょっとややこしいですが、
これを知っていると安心してスタートが切れます◎


まとめ|初めての確定申告でも、青色申告を選んでみよう

青色申告に前向きなもえみそが親指を立てて応援している様子

確定申告も、青色申告も、
最初は難しそうに感じるかもしれません。

でも、知っていくうちに、
「これならできるかも」「やらなきゃ損だな」と思えるはず。

少しずつ知識を現実味に変えながら、
未来の自分にとって、いいスタートを切っていきましょう!


《もえみそ》

この記事が、フリーランス準備を進める誰かの、不安を少しでも軽くできたらうれしいです🌱

他の「フリーランス準備」の記事も、少しずつ更新していきます!


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この記事を書いた人

SKIP FREE LABの研究員《もえみそ》です。
会社員として働きながら、フリーランスを目指してブログをこっそり運営中。今より「ちょっと自由に生きたい」会社員に向けて、働き方のヒントを研究しています!

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