フリーランス1年目の国保はいくら?東京在住・年収500万円台の計算式と実額を全公開

モエミィ

フリーランスになったら国保ってどのくらいかかるんだろう…

独立を考えているとき、そう思って調べてみても、具体的な金額がなかなか出てこなくて困った経験はありませんか。計算方法の説明はあっても、「で、実際いくらになるの?」という答えがどこにも書いていない。

この記事では、会社員時代の年収500万円台・東京都在住のフリーランス1年目の私が、退職後に実際に支払った国保の実額と計算式を全部公開します。「自分の場合はいくらになるんだろう」という疑問に、できるだけ具体的に答えていきます。


この記事はこんな人におすすめ
  • フリーランス・独立を考えていて、国保がいくらになるか知りたい人
  • 計算方法はわかったけど、実際の金額感がつかめない人
  • 会社員時代と比べて国保がどのくらい変わるか知りたい人
  • 東京都在住で、リアルな数字を参考にしたい人
  • 退職前にお金の準備をしっかりしておきたい人

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目次

国保の計算式、まず仕組みを30秒で理解する

国保の保険料って、なんとなく「収入が多いと高くなる」くらいのイメージはあっても、実際にどうやって計算されているか知らない人が多いと思います。私もそうでした。

でも仕組み自体はシンプルで、2つの数字を足すだけです。

国保の保険料 = 所得割 + 均等割

内容
所得割前年の所得をもとに計算される部分。収入が高いほど上がる。
均等割加入者1人あたりにかかる定額。収入に関係なく全員同じ。

つまり「稼いだ分に応じてかかる部分」と「とにかく頭数分かかる部分」の2つが合わさって、最終的な保険料が決まる仕組みです。

もうひとつ覚えておきたいのが、国保には「医療分」と「支援金分」の2種類があるということ。それぞれこんなお金です。

用途
医療分病院にかかったときの医療費をまかなうためのお金
支援金分高齢者医療制度を支援するためのお金。現役世代全員が負担する。

「自分が病院にかかるためのお金」と「高齢者医療を支えるためのお金」の2つを合わせて払っているんだと思うと、なんとなく腑に落ちますよね。払ってるこっちはなかなかしんどいですが。

40歳以上になると「介護分」(介護保険サービスをまかなうためのお金)が加わりますが、40歳未満の場合はこの2つだけ考えればOKです。

なので実際の計算式はこうなります。

国保の保険料(40歳未満)= 医療分(所得割+均等割)+ 支援金分(所得割+均等割)

ちょっと複雑に見えますが、要するに同じ計算を2回やって足すだけです。次のセクションで実際の数字を当てはめてみるので、もう少しだけお付き合いください。

POINT 👀:

  • 国保 = 所得割(収入連動)+ 均等割(定額)
  • 40歳未満は医療分+支援金分の2種類
  • 料率は自治体によって異なるので注意

私の場合の計算式を全部公開(東京都市部・年収500万円台・40歳未満)

では実際に計算式に数字を当てはめてみます。

まず算定基礎額を出します。国保の計算に使う「所得」は、収入そのものではなく控除を引いた後の金額です。

金額
給与収入(会社員時代の年収)500万円台
給与所得控除後の給与所得約356万円
基礎控除43万円
算定基礎額約313万円

この313万円をもとに計算します。

医療分

計算式金額
所得割313万円 × 7.5%234,750円
均等割43,500円 × 1人43,500円
医療分合計278,250円

支援金分

計算式金額
所得割313万円 × 2.6%81,380円
均等割14,700円 × 1人14,700円
支援金分合計96,080円

年間保険料の合計

金額
医療分278,250円
支援金分96,080円
年間合計374,330円

ただし私が国保に加入したのは7月退職後の8月からです。7月分までは会社員として給与から天引きされていたので、納付書での支払いは8月〜3月の8ヶ月分になりました。

374,330円 × 8/12 = 約249,500円

実際の納付額は249,600円(8回払い・1回あたり31,200円)でした。

POINT 👀:

  • 国保は前年の給与所得から基礎控除を引いた「算定基礎額」をもとに計算
  • 年度途中加入の場合は月割りになる
  • 退職月の翌月から加入なので、退職タイミングで支払い回数が変わる

「市役所で聞いた金額と違う」問題について

実は退職前に市役所の窓口で国保の目安額を聞いたとき、「大体26,000円前後になると思います」と言われていました。

でも実際に届いた納付書は1回31,200円

「あれ、聞いてた金額と違う…」と思いました。これには理由があります。

まず市役所が教えてくれた「26,000円前後」は、年間保険料を12ヶ月で割った月額換算の目安です。しかも私が窓口に行ったのが4月ごろで、来年度の保険料がまだ確定していない時期だったので、あくまで「大まかな目安」として教えてもらった金額でした。

一方、実際の納付書は年間保険料を10回に分けて払う仕組みになっています。つまり同じ年間保険料でも、12で割るか10で割るかで1回あたりの金額が変わってくるんです。

わかりやすく整理するとこうなります。

計算式金額
市役所の目安(月割り・未確定)年間保険料 ÷ 12約26,000円
実際の納付額(10回割り・確定後)年間保険料 ÷ 10約37,000円

私の場合は年度途中の8月加入だったので8回払い・1回31,200円になりましたが、4月から丸々1年加入していれば10回払いで年間フルの保険料を払う形になります。

POINT 👀:

  • 国保の保険料は12ヶ月分を10回に分けて納付する仕組み
  • 市役所で聞ける金額は「月額換算の目安」なので実際の納付額とズレることがある
  • 年度途中加入の場合は月割りになり、納付回数も変わる
  • 退職前に窓口で聞く場合は「1回あたりの納付額」も確認しておくと安心

会社員時代と比べると?折半分が消えた衝撃

「国保って高いな」と感じる一番の理由は、金額そのものよりも会社員時代との落差にあると思っています。

会社員のとき、健康保険料は給料から天引きされていました。でもその天引き額は、実際の保険料の半分だけです。残り半分は会社が負担してくれていた。

私の場合で比較するとこうなります。

会社員時代フリーランス1年目
実際の年間保険料約498,000円約374,000円
自分が払う額約249,000円(会社が半額負担)約374,000円(全額自己負担)

数字で見るとよくわかります。会社員時代は約49万円の保険料のうち、半分の約24万円だけ払っていた。フリーランスになると、その全額が自分にのしかかってきます。

しかも会社員時代は「払っている感覚」すらほぼなかった。毎月こっそり天引きされていたから。それが退職後は納付書という形で目の前に届く。同じお金でも、「見える化」されるだけでこんなに重く感じるものなんだなと、しみじみ思いました。

POINT 👀:

  • 会社員時代は保険料の半額を会社が負担していた
  • フリーランスになると全額自己負担になる
  • 年度途中加入だと月割りになるので、1年目は実額が低めに出る場合も
  • フル加入した場合の年間保険料も必ず確認しておくこと

収入別・目安表(東京都・40歳未満・単身)

「自分の年収だといくらになるんだろう?」という疑問に答えるために、東京都の料率をもとに年収別の目安をまとめました。

※自治体によって料率が異なるため、あくまで目安です。正確な金額はお住まいの市区町村窓口で確認してください。

前年の年収算定基礎額の目安年間保険料の目安月額換算
300万円約157万円約197,000円約16,400円
400万円約226万円約264,000円約22,000円
500万円約313万円約374,000円約31,000円
600万円約426万円約494,000円約41,000円
700万円約516万円約587,000円約48,900円

※上限額(賦課限度額)があるため、年収が高くなるほど頭打ちになります。 ※料率は令和6年度の東京都市部の数値をもとに計算しています。

POINT 👀:

  • 年収が上がるほど国保も上がるが、上限額(賦課限度額)で頭打ちになる
  • 月額換算より1回あたりの納付額の方が高くなるので注意
  • 自治体によって料率が異なるため、必ず自分の市区町村で確認を

思ったより高い」と感じたら次に読んでほしいこと

目安表を見て、「思ってたより全然高い…」と感じた方も多いのではないでしょうか。私もそうでした。

でも、知っておいてほしいことがあります。

国保の保険料は、ある程度まで下げられます。

魔法のような方法はないし、劇的に安くなるわけでもないんですが、青色申告・小規模企業共済・任意継続との比較など、知っているかどうかで動き方がまったく変わってくる方法がいくつかあります。

私自身がフリーランス1年目で実際に調べて、動いたこと・動けなかったことを全部まとめた記事があるので、ぜひ続けて読んでみてください!


📋️ この記事のまとめ

「フリーランスになったら国保いくらになるの?」という疑問に、できるだけ具体的に答えてきました。最後に全体を振り返っておきます。

内容
国保の計算式所得割+均等割を医療分・支援金分の2種類で計算
算定基礎額給与所得-基礎控除43万円
東京都・年収500万円台の年間保険料約374,000円
会社員時代との違い会社負担分がなくなり、全額自己負担になる
納付額の注意点市役所の目安(月割り)より実際の納付額(10回割り)の方が高い

フリーランスになってはじめて、健康保険というものの存在感をまざまざと感じました。会社員時代は給料から静かに天引きされていたものが、退職後は納付書という形で目の前にどーんと現れる。金額は同じでも、「見える化」されるだけでこんなに重く感じるものなんだなと思いました。

これから独立を考えている方は、ぜひ退職前に自分の年収をもとに計算してみてください。「知らなかった」より「知った上で備えた」の方が、絶対に心の余裕が違いますよ!


モエミィ

この記事が、あなたの生活を守るアイデアの1つになれば嬉しいです🌱

他の【生活防衛】の記事も少しずつ更新していきます!


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この記事を書いた人

SKIP FREE LABの研究員《モエミィ》です。
副業禁止の会社で働いたのち、2025年7月フリーランス転向。
もっと自分に合う暮らし方・働き方を、マイペースに模索してます。
「もうちょっと、好きにやっていこうか。」
そんな気分で、暮らしや仕事まわりのあれこれをチューニング中!

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